2008年05月19日

Fiction 41

月曜日の朝から厭なことがあった
差別はこうも日常に溶け込んでいるのかと
背中を冷たい汗が伝った

なのに
ほんの些細なうれしいことがあっただけで
それを忘れてしまっていた
仕事帰りの電車で思い出して
罪を犯した気分になった

雨が降ってきたから
今日は音楽は聴かずに過ごそう
すべて洗い流してくれればいいのにと
思う気持ちがすこしだけわかった


World's End Girlfriend - Birthday Resistance
posted by No Sun. at 20:21| Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

Fiction 40

本当に些細なことなんだけど
楽しみにしてた新譜がすごくよかった
涙が止まらなくて大変よ
生きててよかったとか
思ってしまったよ

日々はそれでもかがやいて
という本のことを思い出した
泣いたり笑ったり泣いたり

ぼくらはとても忙しいね


Death Cab For Cutie - I Will Possess Your Heart
posted by No Sun. at 22:57| Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月12日

Fiction 39

嫌なことばかりあって
心が渇いてばかりいて
眠れない日々が続いて
いちいち意味を考える
鉛のような日々に彩り

友達が作ってくれた服
黒いカットソーに桃色

お針子オーダーメイド
お針子オーダーメイド

ありがとうありがとう
彩りのオーダーメイド

オーダーメイド.JPG
2008/5/12 - 赤い毛糸の小包み
posted by No Sun. at 22:42| Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月11日

Fiction 38

ちょっと待って?
何を基準にそう言うのかよくわかんないけど
あなたにとってのいいひとって誰?

絶対これは買いの絶対ってなに?


Syrup16g - メリモ
posted by No Sun. at 14:20| Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月06日

Fiction 37

音楽や写真や絵に絶えず触れた休みだったのは
久しぶりだったからすごくうれしくかったけど、
普段の単調な日々があまりにも左脳によって構築されていたので、
うれしさを表現する能力が減退していたのです。
感覚を口で説明しようとすると、
どうしても抽象的な表現になってしまうのは、
皮膚感覚に近づけたいからなんだけど、
今のそれは、ただの退化だなあと思うのです。

トワイライト.JPG
2008/05/06 - 新宿コパボウル
posted by No Sun. at 22:11| Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月02日

Fiction 36

なーんにもしたくありません。
生き急ぐ以外に道はないのでしょうに。


NUMBER GIRL - 鉄風鋭くなって
posted by No Sun. at 22:34| Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月27日

Fiction 35

選べない。恐怖。
時間だけが過ぎていく。


downy - 左の種
posted by No Sun. at 14:22| Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月25日

Fiction 34

あれだけ望んでいたものが、
いざ目の前に置かれると躊躇する。
現実味を帯びてしまうとそれは、
あっというまに酸化して、黒ずんでいく。

自分だどうしたいのか、よくわからない。
それを今、手に取りたいのかどうか。

損得勘定だけで、選べない。
それができれば、どんなに楽だろう。

あのとき、こうすればよかった。
そう思わないように決めるのは、
自分がどうしたいのか、とは違う気がする。


Arctic Monkeys - From The Ritz To The Rubble
posted by No Sun. at 20:36| Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月24日

Fiction 33

見てきたの。個展
すこし前に書いた日記の。

言葉にならないとはこのことだ。
理屈は必要ないってことだけはわかる。
作品の前から、動けなくなる。
彼女はどこを見て、なにを想うんだろう。

ひとづてに連れて行ってもらったので、
ご本人と話しながら作品を見るという、
なんとも嘘みたいな機会に恵まれて、
あれやこれや質問してしまったんだけれど、
話せば話すほど、その無垢さに打ちのめされた。
まるで子どものように喋る彼女は、選ばれた人間だった。

写真集にサイン(似顔絵まで!)を入れてもらい、
丁寧に丁寧に、見送ってもらった。

帰り道、ずっと考えていた。
彼女はなぜ、あっち側の人間なのか。
言葉で説明することができない。
できないんだけどでも、わかる。

自分がなぜ、そこに届かないのか。
あれから、ずっと考えている。
悔しいなあ、でも、嬉しいなあ。


フィッシュマンズ - BABY BLUE
posted by No Sun. at 22:22| Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月23日

Fiction 32

記者会見に、真剣に耳を傾けていた。

あまりにもすばらしくて涙が出た。
彼にとっての、9年という歳月が、
いかに険しいものだったかを物語っていた。

見当違いを通り越して怒りすら覚える質問に、
簡潔に、明瞭に、正確に、答えていく。
その知識は、普通に生きていれば必要のないものだ。
間髪入れずに完璧に反応していくその姿は、
本来生まれ得ない、彼だ。

そこにあるべきだった、時間と、家族。
報われる時は、来るのだろうか。
手に入れたすべては、失ったすべてのためのものだ。
元には戻らない、すべてのための。


暗き空へと消え行きぬ
わが若き日を燃えし希望は。

夏の夜の星の如くは今もなほ
遐きみ空に見え隠る、今もなほ。

暗き空へと消えゆきぬ
わが若き日の夢は希望は。

今はた此処に打伏して
獣の如くは、暗き思ひす。

そが暗き思ひいつの日
晴れんとの知るよしなくて、

溺れたる夜の海より
空の月、望むが如し。

その浪はあまりに深く
その月はあまりに清く、

あはれわが若き日を燃えし希望の
今ははや暗き空へと消え行きぬ。

中原中也 - 失せし希望



Badly Drawn Boy - Year Of The Rat
posted by No Sun. at 21:17| Fiction | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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