すこし前に書いた日記の。
言葉にならないとはこのことだ。
理屈は必要ないってことだけはわかる。
作品の前から、動けなくなる。
彼女はどこを見て、なにを想うんだろう。
ひとづてに連れて行ってもらったので、
ご本人と話しながら作品を見るという、
なんとも嘘みたいな機会に恵まれて、
あれやこれや質問してしまったんだけれど、
話せば話すほど、その無垢さに打ちのめされた。
まるで子どものように喋る彼女は、選ばれた人間だった。
写真集にサイン(似顔絵まで!)を入れてもらい、
丁寧に丁寧に、見送ってもらった。
帰り道、ずっと考えていた。
彼女はなぜ、あっち側の人間なのか。
言葉で説明することができない。
できないんだけどでも、わかる。
自分がなぜ、そこに届かないのか。
あれから、ずっと考えている。
悔しいなあ、でも、嬉しいなあ。
フィッシュマンズ - BABY BLUE
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